「投票になったら負ける」前副知事が説得工作(読売新聞)

 福岡県町村会による詐欺・贈収賄事件で、前県副知事・中島孝之容疑者(67)が、県後期高齢者医療広域連合の議員定数の策定に際し、「市側と町村側が譲らず、選挙(投票)になったら市側が数の論理で負ける。妥協してほしい」と複数の市長を説得していたことが関係者への取材で分かった。

 福岡県警は、山本容疑者の意向を実現させるため、説得工作を図ったとみて調べている。

 関係者によると、議員定数について、町村会は全市町村から最低1人の議員を割り当てる「66」を、市長会は「効率的な運営のため」として「17」を主張して対立。2006年10月に福岡市の県自治会館で開かれた、広域連合の第2回設立準備委員会で、中島容疑者は「私なりに案を作らせていただきたい」と発言し、素案作りの一任を取り付けた。

 中島容疑者は以降、各市長に対して説得工作を開始。市長会の複数の役員(市長)が県庁の副知事室を訪れた際には「定数問題が決裂して選挙になったら自治体数が多い町村側が必ず勝つ。妥協してくれませんか」などと言って、市長会側を説き伏せていたという。

 07年2月の第3回準備委員会で、中島容疑者の提案を説明した担当者は「市長会側から反対意見がなく驚いた」と話している。広域連合は、町村会側の意向が反映された中島容疑者の提案が採用され、翌3月に全国最多の「77」で発足した。

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「責めは当然感じるべき」小沢氏問題で鳩山首相(産経新聞)

【鳩山ぶら下がり】(5日夜)

 鳩山由紀夫首相は5日夜、政治資金規正法違反事件で元秘書らが起訴された民主党の小沢一郎幹事長が責任をとっていないことについて、「自分たちが責任がないとは言っていない。国会議員がいるから、そういう行為になったわけだから、その責めは当然感じるべきだ」と述べた。首相官邸で記者団に答えた。

 ぶら下がり取材の詳報は以下の通り。

 【個所付け】

 −−来年度の公共事業の個所付け(実施場所や予算配分方針)について、衆院予算委員会の前に民主党が都道府県連に伝えたとして野党から追及が相次ぎ、自民党からは前原誠司国土交通相、馬淵澄夫国交副大臣の処分の声もあがっている。この問題をどう認識し、どのような処分、対応を考えているか

 「この問題、やはり、情報が混乱をして、まぁ、国民の皆さん、どこまで、このようなことをご理解されるか分からないんですけれども、でも、やはり、本来、個所付けではなかったのではありますけれども、このように情報が混乱をしたということはね、本当はあるべきことではなかったと思っています。で、この問題に関しては、基本的に平野(博文)官房長官に任せています。処分も含めて」

 【石川被告保釈】

 −−石川知裕議員が保釈されたが受け止めを

 「うん。保釈に関して、別に、私からコメントする立場ではないと思います」

 −−石川議員、小沢幹事長の進退に関して「自身の判断に任せる」と首相は繰り返すが、すべて議員本人にのみ任せていて、党として自浄能力があると考えるか

 「私は、これは、分けて考える必要があると思います。特に、石川議員の場合、議員辞職勧告という話になっていますから、これは国会議員、国会できちんと議論されるものだということだと思います。本来、これはまさに、政治資金の話ですから、議員自らが判断をして結論を出すべきだと。私は議員自らがどのような行動をするかを先にみながら、そして必要ならば、党としても、それなりの結論を出していくということが求められると思います」

 −−首相はかつて「秘書の責任は議員の責任だ」と述べたが、秘書のみが裁かれて議員は明確な処分を免れている。下だけが責任をとることが政治の世界で許されているのは、社会常識に照らして妥当と思うか

 「いや、私は別に、自分たちが責任がないとは言っていません。当然、今、何度も国会でも答弁してますけれども、秘書が行った。秘書がなぜ行ったかといえば、国会議員がいるから、そういう行為になったわけでありますから、その責めというものは当然感じるべきだ」

 「それをどのようにして、国民の皆さんのために、責任を果たしていくかということになれば、特に、今回、政権交代を大きなお力をいただいて、実現した。ならば、身を粉にして、反省すべきところはしっかりと反省をして、国民の皆さんからご期待いただいている『政治を変えろ』という流れを、私どもとすれば、しっかりと作り上げていかなきゃなりません。そのことを行うことによって、責任を果たす道はやっぱりあると思っています」

 −−石川議員の辞職勧告決議案だが、今日、民主党の山岡賢次国対委員長が、「秘書の問題で、議員としての問題ではないから審議はしない」と発言した。世の中の常識とかけ離れていると思うが

 「山岡国対委員長はそう判断をされたということであります。で、私は、これは前から申し上げておりますけれども、やはり、議員辞職の話は、国会の中で議論されるべきことでありますから、山岡委員長の、『秘書の事態だから』ということが、どこまで理解をされるか分かりません。むしろ、その思いは、その思いとしてね、理解は致しますけれども。理解というか、その発言自体はね。その事実だとは思いますが、私はやはり、国会という場で、真摯(しんし)に議論をしていくべきだと思います

 【個所付け】

 −−民主党に示した個所付けの資料だが、自民党が国会に提出するよう求めているが、対応は予算委員会の理事会の預かりとなっている。国権の最高機関である国会には当然出すべき資料かと思うが

 「ですから、私どもは国会を尊重してますから、国会がお決めになれば、国会で出せという話になれば、出すんじゃないでしょうか。そのことを平野官房長官も理解していると。私はそう思っています」

 −−総理!総理!

 (首相、足早に退出)

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